シェイプおすすめ原料その15
今回はシェイプで今人気メニューになりつつある加水分解シルクについて。
加水分解シルクとは、蚕(かいこ)の絹繊維を酸、アルカリ、またはたんぱく質分解酵素などで加水分解( 加水分解とは化合物が水と反応して起こす分解反応ですが、分子量が大きくて肌に浸透しないたんぱく質を小さく分解して浸透しやすい状態にすることです。)して抽出、精製して得られるわずかに特異なにおいのある白色~薄黄色の粉末または液体です。非常に安全性の高い成分で、元が天然の蚕のシルク(繭)を使用しているので高価です。
成分としては、たんぱく質で構成されており
フィブロイン:70%
セリシン:30%
という2つのたんぱく質が主成分で、これらのたんぱく質のアミノ酸組成は、
グリシン:45%
アラニン:30%
セリン:12%
チロシン:5%
という構成でなりたっています。
この成分構成をみるとわかるように、加水分解シルクはフィブロインとセリシンという2つのタンパク質でできていますが、もっと詳細に分解するとおよそ4種類のアミノ酸で成り立っていることがわかります。
これらのアミノ酸は、肌の表皮の保湿成分として有名な天然保湿因子(NMF)の40%を占めるアミノ酸の一種なので、その効果は肌の水分を保持したり、バリア機能を強化するものとなります。
多くのたんぱく質加水分解物に比べると吸湿性は少ないですが、皮膚や毛髪に対する吸着性や浸透性に優れているので、良好な保湿効果が期待できます。
また、チロシナーゼ活性抑制作用があり、メラニン色素の生成を抑える美白効果もあります。
さらに、乾燥や紫外線などの外部刺激を受けた皮膚のバリア機能低下や乾燥を予防するなど皮膚に対する幅広い効果が期待できるためスキンケア化粧品やヘアケア化粧品に幅広く使用されています。
・加水分解シルクの効果
保湿効果
皮膜形成効果
乾燥予防
傷んだ髪を補修
毛髪にハリ・コシを与える
髪に光沢(ツヤ)を与える
様々な効果が期待できる成分です。
というか、優秀すぎます!
頭皮には、保湿効果で潤いを与え、乾燥を予防します。
毛髪への効果が様々で、髪の傷みを補修し、毛髪にハリ・コシを与え、ツヤも与えます。これは、加水分解シルクの吸着性・浸透性が優れているためで、髪の内部にまで浸透します。シャンプー中の洗い心地をよくし、なおかつ髪の毛をリペアまでしてくれ、洗髪後のドライも非常にストレスなくできます。
夏の傷みが気になり始めるこの季節に是非お試し下さいませ。
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